薬剤師の働き方5選|正社員・パート・単発バイト・在宅勤務・フリーランスを経験してわかったメリットとデメリット

※アイキャッチ画像はAIで作成しています。

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私が新卒で働き始めた頃は、「薬剤師は正社員で働くもの」という考えが当たり前でした。
しかし、働き方の多様化や子育てをきっかけに、実際にはさまざまな働き方を経験することになりました。

私はこれまで、正社員、パート、単発バイト、在宅勤務、フリーランスと、さまざまな働き方を経験し、
「この働き方なら悩みが解決するはず」と思って働き方を変えてきました。

しかし実際には、どの働き方にも良い面と大変な面がありました。

正社員には安定という光がありましたが、責任の重さという影もありました。
在宅勤務には通勤がないという光がありましたが、孤独感や仕事と家庭の境界が曖昧になるという影もありました。

この記事では、私が実際に経験した働き方の光と影をお伝えします。

あなたにとっての正解を示すことはできません。
でも、働き方に悩んでいる方が自分自身に合った選択を考えるヒントになれば嬉しいです。

目次

薬剤師の働き方はひとつではない

ここでは私が経験してきたそれぞれの働き方の光と影について話していきます。

私が経験した5つの働き方

  • 正社員
  • パート
  • 単発バイト
  • フリーランス(自営業)
  • 在宅勤務(オンライン服薬指導)

まずは、私が実際に経験した5つの働き方を比較表でまとめました。

働き方収入自由度安定性子育て
正社員
パート
単発
フリーランス
在宅勤務

※評価は私自身の経験に基づく主観です。
※子育てとの相性は子どもの年齢や家庭環境によって大きく異なります


正社員のメリット・デメリット

メリット

  • 収入が安定する
  • 社会保険がある
  • キャリアを積みやすい

新卒で正社員として働き始めて、毎月の給料が予測でき生活が安定していくのを感じました。また、社会保険や年金についての知識はほとんどありませんでしたが、
「正社員なら安心」
と周囲から言われ、私自身もそう思っていました。

調剤薬局勤務で異動があったため、1つの診療科だけではなく様々な薬に触れる機会があり、色々な経験をさせてもらえました。

デメリット

  • 責任が重い
  • 人間関係の影響が大きい
  • 子育てとの両立が難しい場合がある
  • 出世していき現場から離れる可能性がある

しかし、平社員から管理職になったとき、売り上げや在庫管理などの事務作業、クレーム対応、管理職会議などに参加することになり、現場の仕事の方が好きなことに気がつきました。貴重な経験にはなりましたが、私は出世したいわけではないことに気づきました。

子育てし始めてからは、正社員として働くことに限界を感じていました。薬局は18時までの勤務が多く、お迎えに間に合わせるためには延長保育が必要になることもありました。

病院は17時や17時30分までのところが多いためお迎えは間に合いますが、週5.6勤務しながら働くのはとてもハードでした。

また、どの職場もですが、苦手な人や仕事のやり方が合わない人はいて、人間関係には大小ありますが悩みはありました。


パート薬剤師のメリット・デメリット

メリット

  • 時間の自由がある
  • 家庭との両立がしやすい
  • 責任が比較的軽い

パートとして働く際には自分が働きたい時間や日数で契約することができるため、時間の自由があります。家庭との両立がしやすいのが一番のメリットです。また正社員と比べて責任が比較的軽く、仕事の負担が軽いです。

デメリット

  • 収入が減る
  • 自由がある分、すべて自分次第
  • ボーナスがないことが多い
  • キャリア形成しにくい

仕事の負担は軽いですが、重要な仕事は任されにくいです。パートのため、薬局なら在宅の担当や病院なら重要な委員会活動などの仕事は任されないことがあります。主な業務は調剤、監査、服薬指導が中心になります。そのため、正社員と比べてキャリア形成がしにくくなります。またボーナスはないことが多く、祝日などの連休があった際には収入が大きく減ることがあります。
時間の自由がきく分、収入は安定しません。


単発バイト薬剤師のメリット・デメリット

メリット

  • 高時給
  • 人間関係のストレスが少ない
  • 色々な職場を見られる

私が経験したのは時給3000円、勤務時間8時間、休憩1時間の仕事でした。1日働くだけで24,000円の収入になり、交通費も全額出ます。もし、20日間働けば48万円の収入になり、年収600万円に相当します。

このように高時給のため、お小遣い稼ぎにはもってこいです。副業が認められている職場であれば、一度経験してみるのも面白いと思います。また単発なので、人間関係について考えたり悩んだりする必要はありません。色々な職場を見ることができ、良い職場があれば転職につながることもあります。

デメリット

  • 収入が安定しない
  • 即戦力が求められる
  • 常に仕事を探す必要がある
  • 時間がなくなる

ただし、先ほど「20日間働いたとすると」と書きましたが、単発バイトはあくまで単発なので、長く続く可能性は低いです。また、出勤して即投薬という流れになるため、即戦力が求められます。ある程度主な診療科は経験済みである方がいいでしょう。
また、単発バイトは転職エージェントから紹介されるため、
エージェントから依頼される→仕事を受ける→契約書の確認→仕事をする
など、面接はありませんが時間や手間がかかります。また、お休みの日に勤務になることが多いため、自由な時間が減ります。

向き不向きはありますが、興味がある方は一度経験してみると新しい発見があるかもしれません。

私が経験した単発バイトはファルマスタッフから紹介されました。興味がある人は一度話を聞いて、単発バイトを経験して、良い職場があれば転職も検討してみましょう。


フリーランス(自営業)薬剤師のメリット・デメリット

メリット

  • 働く場所や時間を選びやすい
  • 収入の上限がない
  • 自分で仕事を選べる

私は子育てと副業の時間を作るためにフリーランス薬剤師として働いていました。2つの薬局と業務委託契約し、時給は4,000円から4,500円とかなりの高時給で働かせてもらいました。この時給だと週20時間程度の勤務時間でも、月約32万円の収入になります。時間単価が高いため、効率的に稼ぐことが出来ました。また正社員なら週40時間までの勤務ですが、稼ぎたい人は週6日働いている人もいます。そのため年収800万円を超える可能性もあります。また、薬剤師不足の首都圏なら仕事を選ぶことも可能です。

また私のように副業であるブログ運営に時間を使いたい方にもおすすめの働き方です。浮いた時間を自己投資に使うことで将来の収入アップにつながります。

デメリット

  • 収入が不安定
  • 営業が必要
  • 社会保障が弱い

デメリットの1つに収入の不安定さがあります。次の仕事が決まりづらい時期に契約終了になると、仕事がなくなります。それまでどんなに高い収入があったとしてもゼロになることもあります。この不安定さを解決するために営業力が必要になります。契約先をたくさん持ち、仕事が途切れないようにすることで不安定さを解決します。また個人事業主の場合、会社員のような社会保険、厚生年金に加入は出来ないため会社員と比べると社会保障は手厚くありません。

しかし、たくさん働いて契約先の役に立ち、「自分の力で仕事を得られる」という経験は、大きな自信につながりました。


在宅勤務のメリット・デメリット

メリット

  • 通勤がない
  • 家庭との両立がしやすい
  • 自分のペースで働きやすい

私はオンラインで行う服薬指導の仕事をしました。通勤がなく、子供を送った後に自宅に戻ることが出来るため、ホッとした気持ちになったのが印象的でした。家でスキマ時間に軽い家事が出来るため、家庭との両立がしやすいです。また私の場合はシフト制で働く時間が選べたため、自分のペースで働きやすかったです。

デメリット

  • 孤独を感じる
  • オンオフの切り替えが難しい
  • 求人数が少ない

家にいられることはとても嬉しかったのですが、通勤すると当たり前にある挨拶や雑談なども当然なくなり孤独を感じました。また子育てと両立出来ると思い始めましたが、子供が家にいる時に仕事は出来ませんでした。患者さんに薬の説明をしているときに子供がドアを開けたら気が散ってしまいます。仕事なので、患者さんに申し訳ない気持ちになります。またインターフォンが鳴る、子供が帰宅するなども気が散る原因になります。このように自宅でいながら働くというのはオンとオフの切り替えが難しく、私にとっては子育てとの両立が難しかったです。また求人数が少なく人気の仕事のため、私が経験した仕事では時給が比較的低く、収入面で物足りなさを感じました。


結局どの働き方がおすすめ?

私が選んだ働き方

これら5つの働き方をしてきて思ったことは、私にとって大事だと思っていた「効率よく稼げる高時給」というのはそこまで重要ではなかったということです。もちろん、高時給で働ければ働く時間を少なくして、家族との時間を増やせます。しかし、高時給の仕事は不安定ですし、新しい職場に慣れるには気を使い、緊張し続けます。私にとっては慣れた職場でインシデントのリスクが少なく安心して働けること、慣れ親しんだ同僚と働けることの方が満足度が高いことに気がつきました。

今の私にとっては、収入を最大化することよりも、家庭とのバランスを保ちながら安心して働けることの方が大切です

そして今後挑戦してみたい働き方

色々な働き方を通して思うことは、薬剤師として雇われて働くことは時間や場所が決まっており自分で決められることが少ないということです。診療報酬の影響もあり、週40時間働いていないと正社員として評価されるのも難しいです。なので今後は自分で働く時間や場所が選べるブログ運営やライターのような働き方で少しずつ稼いでいきたいと思っています。

どの働き方が一番優れているわけではありません。

大切なのは、その時の自分の状況や価値観に合っているかどうかです。

私自身、独身の頃と子育て中の今では求める働き方が全く変わりました。 

 薬剤師の働き方に迷ったときの考え方

  • 今何を優先したいか
  • 収入なのか
  • 子育てなのか
  • キャリアなのか

私はこれまで、「収入」「キャリア」「子育て」の優先順位が何度も変わってきました。

薬剤師として働き出した時には、奨学金の返済があり収入が大事でした。その後、仕事に慣れると独身のうちにキャリアアップしたいと思い、管理薬剤師になりました。結婚、出産してからも子育てとキャリアアップを両立したいと思い、子育てしやすい環境で働きました。子供が増えるとキャリアアップよりも家庭とのバランスを優先したいと思い、子育てを優先しました。

このように、人生のステージによって優先順位は変わります。

私自身もキャリアアップよりも子育てを優先しないといけなくなった時には戸惑い、落ち込みました。しかし、働き続けていればいつかキャリアアップする機会もあると考え、今は家庭を優先することにしています。

あなたにとって今、一番大切にしたいものは何でしょうか?

朝起きたときに、まず守りたいと思うものは何でしょうか?

ぜひ考えてみてください。

まとめ「人生のステージによって合う働き方は変わる」

私は以前、在宅勤務こそが子育て中の薬剤師にとって理想の働き方だと思っていました。
通勤がなく、子どもの近くで働けて、自由な時間も増えるはずだと考えていたからです。
しかし実際に経験してみると、孤独感を感じたり、仕事と家庭の切り替えが難しかったり、想像していなかった大変さもありました。

一方で、正社員には正社員の良さがあり、パートにはパートの良さがあります。
働き方を変えるたびに、「これが正解だ」と思いましたが、しばらくすると別の課題も見えてきました。

5つの働き方を経験して感じるのは、完璧な働き方は存在しないということです。
自分に合う働き方は、人によって違います。

そして人生のステージによっても変わります。

私もこれから先、また違う働き方を選ぶかもしれません。人生のステージが変われば、求める働き方も変わるからです。

もし今、
「自分にはどんな働き方が合うんだろう」
と悩んでいる方がいましたら、お問い合わせからお気軽にご連絡ください。
私の経験が何かのヒントになるかもしれません。

私の経験が、あなた自身の働き方を考えるヒントになれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

はじめまして。九州で働くアラフォー薬剤師です。

新卒で大手調剤薬局チェーンに入社し、管理薬剤師を経験。その後、結婚を機に転勤族となり、薬局や病院などさまざまな職場で働いてきました。
アラサーで子育てをしながら病院薬剤師へ転職したものの、やりがいがある一方で、休みの少なさや人間関係に疲れてしまい退職。現在は3人の子育てをしながら、自分らしい働き方を模索しています。

これまで薬局、病院、フリーランスと、その時々のライフスタイルに合わせて働き方を変えてきました。
転職を考えているときは不安でいっぱいでしたし、
「この選択で本当にいいのかな」と何度も悩みました。

このブログでは、そんな私自身の経験をもとに、
・薬剤師の転職
・子育てと仕事の両立
・働き方の選択肢
・真面目な人ほど苦しくなりやすい職場の悩み
について発信しています。
読者のみなさんが「自分らしい働き方」を見つけるヒントになれば嬉しいです。
趣味はヨガと散歩、そして転職サイトを眺めること。カフェでひとり時間を過ごすのが最高のリフレッシュです。

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