「このままでいいのかな」
薬剤師として働きながら、何度もそう思ってきました。
調剤薬局、病院、子育て、転職、
フリーランス
働き方を変えるたびに、
これで良かったのかな」と悩みながらここまで来ました。
そんな私のこれまでの経歴や
働き方についての考え方をまとめています。
同じように悩みながら働いている薬剤師さんに、共感していただける部分があると嬉しいです。
新卒でチェーンの調剤薬局に就職
総合病院の門前
新卒者は研修後、それぞれ別の店舗に配属になりました。
チェーンと言っても、新卒は私を含めて4人
同じ店舗に配属されることはなく、新人は私1人。大手のチェーンに就職した場合と比べると孤独なスタートになりました。
人間関係に悩む
一番下っ端になった私は先輩によって言うことが違うことに戸惑っていましたが、みんな優しい人たちだったこと、新人担当の先輩もいたことから安心して働くことができました。同僚の薬剤師は8人いました。
2人いた男性の薬剤師の仲が悪く、自分の方が仕事ができる、相手のここがダメだなどと悪口を新人にも聞こえるような場所で話していてとても嫌でした。
この時の管理薬剤師は女性でとても姉御肌で仕事が出来る方でした。今でも尊敬しています。
ただ結婚はされていましたが子供はいませんでした。
働きながら妊活する難しさを側から見ても感じました
在宅訪問をしている内科
一定期間が経ち違う店舗に配属されました
地域密着型の内科のクリニックの門前薬局です。この時の同僚は4人ほど
ちょっと嫌な先輩もいて、薬局の閉塞感を感じました
人数が少ないと一緒にいる時間が長くなり、人間関係の悩みが増えることがよくわかりました
仕事は在宅訪問を経験させてもらったり、病院で行われる研修会に参加させてもらったりすることで、医者の考えに触れる機会がありました。総合病院の門前は医者と会う機会はなかったため、先生の考えがわかりやすいのはメリットでした
小児科
閉塞感のある店舗から抜け出したいと思っていた頃、他店舗の小児科への移動が決まり嬉しかったです。
先輩達から早めに小児科に行くように勧められていたため、しっかり勉強しようと思っていました
移動初日のショックな出来事
希望に溢れて移動すると、新しい店舗は不穏な空気に包まれていました
私の他にいる2人の薬剤師が互いに無視しあって、お互いに一言もしゃべりませんでした
それぞれの薬剤師さんは私には優しく教えてくれたため、私が原因ではないことがわかり、様子を見た後に新人の時の上司に相談することにしました
その上司から
管理薬剤師の交代について本部と現場で意見が食い違っており、現場にしわ寄せが行っていたことがわかりました
その後薬剤師のうち1人移動したことで店舗の雰囲気は良くなりました。
チェーン薬局であれば退職することなく働く場所を変えることができるのはメリットの一つだと思いました。
他店舗の応援
この頃になるとグループ内の他店舗へ応援に行くこともありました
別の店舗を経験できるのは面白かったですし、お小遣い稼ぎになりました
私は奨学金を200万円弱返済しないといけなかったため、一人暮らしをしながらも返済を続けていました
またこの頃はヘルプやラウンダーのような働き方はエリアマネージャーが行っていました。
私は毎日違う場所で働けるのがうらやましいと思っていました。
この頃から私は同じ場所で働くことを難しく感じていたようです
管理薬剤師へ
管理薬剤師が退職する運びになり、私が管理薬剤師をすることになりました
結婚や出産したら管理薬剤師をするのは難しくなること、奨学金の返済のために給料アップしたかったことからお話しを受けることにしました
管理薬剤師のメリット・デメリット
履歴書にも書けますし、しっかり仕事をしてきた印象を持ってもらいやすくなります
他の管理薬剤師から月5万円つくと聞いていましたが、私は若かったせいか3万円しかつきませんでした。3万円でもいいと思っていましたが税金の知識に乏しかった為、実際には2万円ちょっとしか手取りが増えず思っていたのと違う結果になりました
これはメリットにもなりましたが、時間を拘束されて飲みたくもないお酒を飲むこと、挨拶まわりをしないといけないことは私にとってとてもストレスでした
患者からのクレーム対応や本部とのやりとりなどの仕事は私がやりたいことではありませんでした
中間管理職のつらさを味わえたことは良い経験にはなりました
主人の転勤
結婚退職
管理薬剤師になった後、主人と出会いました。たまたまかもしれませんが仕事を頑張るとプライベートも上手くいきました!その後結婚し、転勤があったため退職しました。
他県で働くこと
地元から出るのは初めての経験で、元々住んでいた場所よりも田舎でした。
新しい環境に慣れるか不安でしたが、薬剤師免許があるので就職はすぐに決まりました。
地元以上に薬剤師が足りていない為、就職には困りませんでした。
薬剤師は田舎に行くと需要が増えることがよくわかりました。
人手不足のため開局の話があっても開局出来ない状況でした。
新しく勤めた薬局では優しい人達が多く楽しく働くことができました。
管理薬剤師の方は女性で小さいお子さんを育てながら働いていたので、子育てしながらでも管理薬剤師はできると希望を持つことが出来ました
総合病院の門前薬局
総合病院の門前だったため、これまでに経験した中で一番処方が重く、処方の調剤や監査はかなりきつかったです。
そんな中他店舗の心療内科の門前も経験させてもらいました。
初めてのパート勤務
産後育児休業給付金がもらえず自分のお金がない日々
妊娠後期に主人の転勤が決まり、地元に戻ることになりました。無事に出産し始めての育児が始まりました。
しかし退職したことで社会との断絶をここまで感じることになるとは・・・
驚きました
毎日赤ちゃんのお世話をして家事をすれば一日が終わり、ほかの大人と話す機会も少なく孤独を感じました。また復帰して薬剤師としてちゃんと働けるのかとても不安でした。これが育児休業を取れていて、戻る場所があったならもっと心理的に楽だったかも知れません。
生後7ヶ月で復帰へ
子育てしながらの就活は初めてだったため、就職できるか不安でした。でも希望に合う職場が見つかりすぐに働くことができました。
パート薬剤師のメリット・デメリット
クリニックの門前でパート勤務を始めました
これまでずっと正社員で働いてきたため、パートで働くメリット・デメリットを経験できました
週4日、9:30〜16:30という恵まれた勤務時間でした
比較的高い時給で働くことはできましたが、パートは休めばお給料が出ない、ボーナスはないことから年収は大きく減りました
薬剤師が2人しかいなかったので、私が急に休むことは出来ない状況でした
もう少し薬剤師が多い店舗で働くべきだったと後から後悔しました
病院薬剤師への挑戦
患者さんに怒られて転職を決意
ある日、患者さんに「お前とは話したくない!!!」と面と向かって怒鳴られました。
このままの私ではダメだと思いました。私は自分の何が悪かったかもわからなかったのです。それで私は自分が成長するために病院に転職しました。
夜勤のない総合病院
8:30〜17:00の勤務の病院で働き始めました。
子連れで病院未経験にもかかわらず採用してもらえました。
薬局との一番の違いはカルテを見ることができる所です。カルテを見れば患者さんの病歴はもちろんですが、何より他の医療者の見解や治療方針までわかります。注射剤の勉強は必要ですが、非常に働きやすかったです。
病院に勤めて分かった自分に足りなかった所
分かったことは、自分が患者さんをよく観察できていなかったと言うことです。
あとは病気の背景や先生がどうしてこの薬を出したのか、どんな考えのもとに出したのか、そういうことが薬局だけの経験だとどうしてもわからなくて。これは私が想像力が低いせいでもあると思います。
相手を観察すること、どういう人なのか、この人はどんな思いでここに来たのかとかを考えて対応していなかったため怒らせたのだと思います。結局は相手への思いやりが足りなかったのだと思います。
フリーランス薬剤師へ
なぜフリーランスにならないのか?と聞かれて
自分には病院の方が合っているとは思ったけれど、次第に子供にもっと多くの時間を使いたいと思いました。でも病院をやめたくないし、調剤薬局の閉塞感は苦手だし、なんとか在宅で稼ぐ道はないかとオンラインコミュニティに入会しました。そこでの薬剤師のコミュニティで「なぜフリーランスにならないのか?」と聞かれました。当時は「そんなの無理無理!!」と答えていましたが、頭の片隅にフリーランスという選択肢はずっと残っていました。
在宅で働くため、3人目の育休中にAmazon物販に挑戦したけれど物販は向いていませんでした。次にYouTubeの切り抜き動画にも挑戦しました。でもデザインのセンスの無さとなぜこんなことをしているのかとふと疑問に思い、YouTubeも挫折しました。
挫折続きでしたが、1つ分かったことがあります。在宅で稼げるようになるにはもっとまとまった時間が必要なこと、そのための手段としてフリーランス薬剤師になろうと思いました。
フリーランスは時間単価が最低3000円からです。週20時間働けば月25万円くらいになり、国民健康保険などを支払っても手元に20万円くらいは残ります。ボーナスはなくなりますが、病院で働いていた時の月の手取りとあまり変わりはありません。
フリーランスになって失敗したこと
病院を退職し、開業届を出してフリーランスとして働き始めました。
この時最初に契約させてもらった薬局さんで今でも働かせてもらっています。
契約を切られた
フリーランスは収入が不安定なので、できれば契約先を2箇所持っておきたいと思っていました。そのため、土曜日だけ働ける薬局を探して契約しましたが、私が思っていたような勤務時間ではなかったため単価の交渉をさせてもらいました。その後数回働きましたが、人員が充足したということで契約を切られてしまいました。
言葉通りに受け取ってもいいかもしれませんが、私は働かせてもらっているという謙虚な気持ちを忘れていたことに気がつきました。
インシデントを起こした
調剤薬局でする仕事は調剤・監査・投薬・薬歴の作成です。毎日同じことの繰り返しです。
仕事に慣れてきた頃にハイリスク薬を渡し間違えるという重大なミスをしました。幸いにも別の方が在庫がズレていることに気がついたため実際に使用はしていませんでしたが、自分の甘さと油断があったことを恥じました。フリーランスはミスを起こしやすい環境に自ら進んで身を置いています。
必ず商品名・規格・単位などを指差しまたは声出しして確認することが必要だと改めて認識しました。
現在はブツブツ呟きながら監査しています。
今後もフリーランスを続けていくのか?
フリーランスのメリット・デメリット
単に薬剤師として働くなら就職した方がいいと思います。
社会保障もあり、慣れた職場ならインシデントも起こしにくいです。
フリーランスになるには何か目的を持つ必要があります
意外と孤独は辛い時があります。
しかし今は子供を優先すると決めたので仕方がないと割り切っています。
結論:契約先がなくなったら就職する
フリーランスは働かせてもらえる薬局があるから成り立つ仕事です。私は一時的に薬剤師が必要になる薬局やパートを雇うと経営が厳しくなった時に解雇できないため、派遣やフリーランスにお願いしたいという薬局の力になりたいと思っています。なので仕事はなくなる、つまりコロナ禍のように派遣やフリーランスの仕事がなくなれば、病院や薬局に就職すると思います。フリーランス薬剤師という働き方にこだわりすぎずに手段の一つとして考えています。
でも出来れば週20時間くらいのパートをして社会保険に入りつつ、フリーランス薬剤師の仕事が出来れば税金対策になるし経費も使えるので最高の副業になると思っています。
いつかはそうなれるように契約先を増やして行きたいと思っています。
最後に
薬剤師になってから、職場の人間関係や自分の未熟さ、子育てとの両立に悩みました
悩みを解決する手段として転職や働き方を変えてきました。
今はフリーランス薬剤師として働いています
別に能力が高いから、自信があるからフリーランス薬剤師をしているわけではありません。
私にとっては子育てとの両立がしやすいこと、将来在宅で稼げるようになりたい、その為に時間が欲しい
なので今はこの働き方に満足しています
そしてより良い人生のためにこれからも働き方を変えていくと思います
働き方に正解なんてない
他の誰かと比べることは意味がない
自分の思うままに生きていきたいし、子供達にもそうであって欲しい
私の働き方が誰かの参考になれば嬉しいです。

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