薬剤師の経歴・履歴書〜私の自己紹介〜

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初めまして
福岡でフリーランスの薬剤師として働いているれんと申します。

小さい頃から女子の固定されたグループにいることが苦手だった私は、色々なグループを渡り歩くような女の子でした。そして自分の意見を言うのがあまり得意ではなく、強い子や喋りすぎる子がいると何も自己主張することが出来ませんでした

そんな自由人だけど内気な私が両親の離婚を経験し、子育てのブランクを経て女性が仕事をする大変さを目の当たりにしました。手に職をつけること、子育てしながらも働くことの重要性を感じた私は以前から興味があったこともあり、薬学部に入学しました
薬学部を卒業後、薬剤師として働き始めてから現在までの経歴をまとめました

皆様の参考になったり、共感していただける部分が1つでもあると嬉しいです。

ぜひ最後まで読んでください♪

目次

新卒でチェーンの調剤薬局に就職

総合病院の門前

新卒者は研修後、それぞれ別の店舗に配属になりました。
チェーンと言っても福岡に多店舗展開している会社だったため、新卒は私を含めて4人
同じ店舗に配属されることはなく、大手のチェーンに就職した場合と比べると孤独なスタートになりました

できない上司かどうか以外の問題

一番下っ端になった私は先輩によって言うことが違うことに慣れずにいましたが、みんな優しい人たちだったこと、新人担当の先輩もいたことから安心して働くことができました。ここでの同僚は8人ほど

わかりやすいように、同僚は事務さんを除く薬剤師の人数だけを記載しています


仕事ができない人はいませんでしたが、男性の薬剤師同士が仲が悪かったです。私は女子校から薬学部へ進学し大学時代も男子と疎遠だったので、男同士で自分の方が仕事ができる、相手のここがダメだなどと主張しあっている様子がとても変に見えました。

この時の管理薬剤師は女性でとても姉御肌な仕事が出来る方でした。今でも尊敬しています。
ただ結婚はされていましたが子供はいませんでした

働きながら妊活する難しさを側から見ても感じました

在宅訪問をしている内科

一定期間が経つと新人はまた他店舗に配属されました
地域密着型の内科のクリニックの門前薬局です。この時の同僚は4人ほど

ちょっと嫌な先輩もいて、薬局の閉塞感を感じました
人数が少ないと一緒にいる時間が長くなり、人間関係の悩みが増えることがよくわかりました

仕事は在宅訪問させてもらったり、病院で行われる研修会に参加させてもらったりすることで、医者の考えに触れることがありました。総合病院の門前は医者と会う機会はなかったため、先生の考えがわかりやすいのはメリットでした

小児科

閉塞感のある店舗から抜け出したいと思っていた頃、小児科への移動が決まり嬉しかったです。
先輩達から早めに小児科に行くように勧められていたため、しっかり勉強しようと思っていました

移動初日のショックな出来事

希望に溢れて移動すると、新しい店舗は不穏な空気に包まれていました
私の他にいる2人の薬剤師が互いに無視しあって、お互いに一言もしゃべりませんでした
それぞれの薬剤師さんは私には優しく教えてくれました
私が原因ではなさそうなので、1週間様子を見た後に新人の時の上司に連絡してみました

その上司に相談すると
管理薬剤師の交代について本部と現場で意見が食い違っており、現場にしわ寄せが行っていたことがわかりました

その後薬剤師を1人移動したことで店舗の雰囲気は良くなりました

他店舗の応援

この頃になるとグループ内の他店舗へ応援に行くこともありました
別の小児科も面白かったですし、日曜日も開局している所はお小遣い稼ぎになりました

私は奨学金を200万円弱返済しないといけなかったため、一人暮らしをしながらも返済を続けていました

この頃ラウンダーのような働き方はエリアマネージャーが行っていました。
私は毎日違う場所で働けるのがうらやましいと思っていました。
この頃から同じ場所で働くことが難しく感じていたようです

管理薬剤師へ

小児科の管理薬剤師が退職する運びになり、私が管理薬剤師をすることになりました
結婚や出産したら管理薬剤師をするのは難しくなること、奨学金の返済のために給料アップしたかったことからお話しを受けることにしました

管理薬剤師のメリット・デメリット

管理薬剤師をした経験は魅力的なキャリアになる

履歴書にも書けますし、しっかり仕事をしてきた印象を持ってもらいやすくなります

手当てがつく

他の管理薬剤師から月5万円つくと聞いていましたが、私は若かったせいか3万円しかつきませんでした。3万円でもいいと思っていましたが税金の知識に乏しかった為、実際には2万円ちょっとしか手取りが増えず思っていたのと違う結果になりました

管理薬剤師の会議・集まりに参加

これはメリットにもなりましたが、時間を拘束されて飲みたくもないお酒を飲むこと、挨拶まわりをしないといけないことは私にとってとてもストレスでした

クレーム対応、事務処理

変わった患者の相手や本部とのやりとりなどの事務処理は私がやりたいことではありませんでした
中間管理職のつらさを味わえたことは良い経験にはなりました

主人の転勤で宮崎県へ 

結婚退職

管理薬剤師になった後、主人と出会いました。たまたまかもしれませんが仕事を頑張るとプライベートも上手くいきました!その後結婚し、宮崎県には系列の店舗がなかったことから結婚退職しました。

県が違うと何かが違う

宮崎県は生活保護の方の受給者票が紙で発行されていますが、福岡では発行されません
また高齢者の方言がわからずに、「あんたこっちの人間じゃないだろう」と言われたこともあります
TVは2チャンネルしかなく、遊ぶ場所も限られていたのはちょっと辛かったです
福岡以上に薬剤師が足りていない為、就職には困りませんでした。


田舎に行くと需要が増えることがよくわかりました。
人手不足のため開局の話があっても開局出来ない状況でした。

新しく勤めた薬局では優しい人達が多く楽しく働くことができました。
管理薬剤師の方は女性で小さいお子さんを育てながら働いていたので、子育てしながらでも管理薬剤師はできるんだと希望を持つことが出来ました


膠原病内科の総合病院の門前薬局

宮崎県では膠原病内科がメインの総合病院の門前で働いていました。これまでに経験した中で一番処方が重く、ステロイドに免疫抑制剤の注射にシェーグレンの目薬、非結核性抗酸菌症の処方の調剤はかなりきつかったです

そんな中他店舗の心療内科の門前も経験させてもらいました。突然怒る患者さんがいたりするなど、対応には注意が必要でしたが、処方箋枚数は多かったので収益性は高いことなど学ぶことができました

初めてのパート勤務

産後育児休業給付金がもらえず自分のお金がない日々 

妊娠8ヶ月になったころ転勤になりました。あと少しいれば産後育児休業給付金がもらえたのは惜しかったですが、地元で出産することができるのは嬉しかったです。福岡に戻って無事出産し始めての育児が始まりました。

しかし退職したことで社会との断絶をここまで感じることになるとは・・・

驚きました
毎日赤ちゃんのお世話をして家事をすれば一日が終わり、ほかの大人と話す機会も少なく孤独を感じました。また復帰して薬剤師としてちゃんと働けるのかとても不安でした。これが育児休業を取れていれば戻る場所があるのでよかったのですが

生後7ヶ月で復帰へ

福岡は年度初めでないと認可保育園に入ることはとても難しいです。しかも無職だとさらに厳しいです。そのため、第一希望を小規模型の保育園にし無事入園することができました

パート薬剤師のメリット・デメリット

整形外科・皮膚科のクリニックの門前でパート勤務を始めました
これまでずっと正社員で働いてきたため、パートで働くメリット・デメリットを経験できました

自分の希望した時間で働くことができる

週4日、9:30〜16:30という恵まれた勤務時間でした

給料が少ない

比較的高い時給で働くことはできましたが、パートは休めばお給料が出ない、ボーナスはないことから年収は大きく減りました

責任は正社員と変わらない

薬剤師が2人しかいなかったので、私が急に休むことは出来ない状況でした
もう少し薬剤師が多い店舗で働くべきだったと後から後悔しました

病院薬剤師への挑戦

患者さんに怒られて転職を決意

ある日、患者さんに「お前とは話したくない!!!」と面と向かって怒鳴られました
このままじゃ薬剤師としてダメだと思いました。
私は自分の何が悪かったかもわからなかったのです。それで私は自分の成長のために病院に転職しました

ケアミックス型の病院へ

8:30〜17:00の勤務の病院で働き始めました。
子連れで病院未経験にもかかわらず採用してもらえました。

薬局との一番の違いはカルテを見ることができる所です。カルテを見れば患者さんの家族構成、病歴はもちろんですが、何より他の医療者の見解や治療方針までわかります。注射剤の勉強は必要ですが、非常に働きやすかったです。

病院に勤めて分かった自分に足りなかった所

分かったことは、自分が患者さんをよく観察できていなかったと言うことです。
あとは病気の背景や先生がどうしてこの薬を出したのか、どんな考えのもとに出したのか、そういうことが薬局だけの経験だとどうしてもわからなくて。これは私が想像力が低いせいでもあると思います。
相手を観察すること、どういう人なのか、この人はどんな思いでここに来たのかとかを考えて対応していなかったため怒らせたのだと思います。結局は相手への思いやりが足りなかったのだと思います。

フリーランス薬剤師へ

なぜフリーランスにならないのか?と聞かれて

自分には病院の方が合っているとは思ったけれど、次第に子供にもっと多くの時間を使いたいと思いました。でも病院をやめたくないし、調剤薬局の閉塞感は苦手だし、なんとか在宅で稼ぐ道はないかとオンラインのコミュニティに入会しました。そこでの薬剤師のコミュニティで「なぜフリーランスにならないのか?」と聞かれました。当時は「そんなの無理無理!!」と答えていましたが、頭の片隅にフリーランスという選択肢はずっと残っていました。

在宅で働くため、3人目の育休中にAmazon物販に挑戦したけれど物販は向いていませんでした。次にYouTubeの切り抜き動画に挑戦しました。でもデザインのセンスの無さとなぜこんなことをしているのかとふと疑問に思い、YouTubeも挫折しました。

挫折続きでしたが、1つ分かったことがあります。在宅で稼げるようになるにはもっとまとまった時間が必要なこと、そのための手段としてフリーランス薬剤師になろうと思いました。
フリーランスは時間単価が最低3000円からです。週20時間働けば月25万円くらいになり、国民健康保険などを支払っても手元に20万円くらいは残ります。ボーナスはなくなりますが、病院で働いていた時の月の手取りとあまり変わりはありません。

フリーランスになって失敗したこと

病院を退職し、開業届を出してフリーランスとして働き始めました。
この時最初に契約させてもらった薬局さんで今でも働かせてもらっています。

契約を切られた

フリーランスは収入が不安定なので、できれば契約先を2箇所持っておきたいと思っていました。そのため、土曜日だけ働ける薬局を探して契約しましたが、私が思っていたような勤務時間ではなかったため単価の交渉をさせてもらいました。その後数回働きましたが、人員が充足したということで契約を切られてしまいました
言葉通りに受け取ってもいいかもしれませんが、私は働かせてもらっているという謙虚な気持ちを忘れていたことに気がつきました

インシデントを起こした

調剤薬局でする仕事は調剤・監査・投薬・薬歴の作成です。毎日同じことの繰り返しです。
仕事に慣れてきた頃にハイリスク薬を渡し間違えるという重大なミスをしました。幸いにも別の方が在庫がズレていることに気がついたため実際に使用はしていませんでしたが、自分の甘さと油断があったことを恥じました。フリーランスはミスを起こしやすい環境に自ら進んで身を置いています。
必ず商品名・規格・単位などを指差しまたは声出しして確認することが必要だと改めて認識しました。
現在はブツブツ呟きながら監査しています。

今後もフリーランスを続けていくのか?

フリーランスのメリット・デメリット

単に薬剤師として働くなら就職した方がいいと思います。
社会保障もあり、慣れた職場ならインシデントも起こしにくいです。
フリーランスになるには何か目的を持つ必要があります

・時給単価が高い
・シフトを自由に組める
・経費を使える
・週6日勤務できる

・雇用保険、労災などの保険がない
・社会的信用が薄い 住宅ローンが組みにくい
・所属がないため孤独
・収入が不安定

意外と孤独は辛い時があります。
しかし今は子供を優先すると決めたので仕方がないと割り切っています

結論:契約先がなくなったら就職する

フリーランスは働かせてもらえる薬局があるから成り立つ仕事です。私は一時的に薬剤師が必要になる薬局やパートを雇うと経営が厳しくなった時に解雇できないため、派遣やフリーランスにお願いしたいという薬局の力になりたいと思っています。なので仕事はなくなる、つまりコロナ禍のように派遣やフリーランスの仕事がなくなれば、病院や薬局に就職すると思います。フリーランス薬剤師という働き方にこだわりすぎずに手段の一つとして考えています。

でも出来れば週20時間くらいのパートをして社会保険に入りつつ、フリーランス薬剤師の仕事が出来れば税金対策になるし経費も使えるので最高の副業になると思っています。
いつかはそうなれるように契約先を増やして行きたいと思っています。

最後に

私は自由人で内気な人間です
薬剤師になってからは職場の人間関係や薬局の閉塞感、自分の未熟さ、子育てとの両立に悩みました
悩みを解決する目的として転職や働き方を変えてきました

今はフリーランス薬剤師として働いています
別に能力が高いから、自信があるからフリーランス薬剤師をしているわけではありません。

私にとっては子育てとの両立がしやすいこと、将来在宅で稼げるようになりたい、その為に時間が欲しい
なので今はこの働き方に満足しています
そしてより良い人生のためにこれからも働き方を変えていくと思います

働き方に正解なんてない
他の誰かと比べることは意味がない
自分の思うままに生きていきたいし、子供達にもそうであって欲しい

私の働き方が誰かの参考になれば嬉しいです。

いいねやコメントしてもらえると嬉しいです♪
ぜひお願いします

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この記事を書いた人

福岡で働くアラフォー薬剤師
3人の子育て中
趣味はヨガ、散歩、転職サイトをチェックすること
リフレッシュ方法はカフェで過ごす1人時間

嫌いなことは自分の時間がない日々
苦手な人は相手に敬意を払わない人

新卒でチェーンの調剤薬局に勤務し4年目に管理薬剤師へ。
主人の転勤で退職し、宮崎県で調剤薬局に勤務
福岡に戻ってきて子育てしながら病院へ転職
病院薬剤師は楽しいけれど、少ない休みや人間関係に疲れ退職
現在は子育てとのバランスを考えてフリーランスへ

薬局→病院→フリーランスと
ライフスタイルに合わせて働き方を変えてきた経験をブログで発信中

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